【待望の映画化!】 小説『大事なことほど小声でささやく』レビュー

みなさん、最近泣いたのはいつか覚えていますか?

子どもの頃には、素直に泣いたり笑ったり出来ていたのに

大人になればなるほど、泣きたいことも辛いことも多くなる。
でも、自分の感情に蓋をして、我慢して、やりすごして・・・
そしていつの間にか、素直に泣けなくなっていたりしませんか?

今回は、そんな心がちょっと疲れたあなたにも、
仕事、子育て、家事・・・毎日頑張りすぎるほど頑張っているあなたにも
ちょっと一息ついて ぜひ読んで頂きたい!

私の大好きな作家さん、森沢明夫(もりさわあきお)さんの大人気小説
『大事なことほど小声でささやく』を紹介させて頂きたいと思います。

おふく

Amazonの900件以上のレビュー!
☆5つ中なんと4.5のベストセラー小説♪
2022年10月には待望の映画化もされるよ♪

この記事はこんな人におすすめ
  • 最近お疲れ気味。心のデトックスがしたい
  • 心があたたかくなる、ほっこりした小説が読みたい
  • 2022年10月に公開される映画を見る前に、原作が気になる
  • 森沢明夫さんの本でおすすめの本を探していた
森沢明夫さんプロフィール

1969年生まれ、千葉県出身。
早稲田大学人間科学部卒業。

2007年『海を抱いたビー玉』で小説家デビュー。
『津軽百年食堂』『ライアの祈り』
『虹の岬の喫茶店』『夏美のホタル』
『癒やし屋きりこのやくそく』『きらきら眼鏡』
など、多くの人気作品が映画・ドラマ・漫画化されている。

その他、小説作品に

  • 『キッチン風見鶏』
  • 『水曜の手紙』
  • 『たまちゃんのお使い便』
  • 『エミリの小さな包丁』
  • 『おいしくて泣くとき』

エッセイに『森沢カフェ』など著者多数。

目次

あらすじ

スナック「ひばり」。
そこは、人知れず心に傷を抱えた人が心を癒やし、笑顔を取り戻すことができる奇跡の場所。

店を経営するのは、身長2メートル超え、スキンヘッド、ゴリゴリマッチョなオカマのママ、ゴンママ。
そして、バーテンダーのかおりちゃん。

常連さんはジム仲間の一癖も二癖もある濃いメンバー。
いつも誰かを口説かずにはいられないエロ社長
金髪モヒカン、マシンガントークの歯医者、センセー

謎のセクシー美女、ミレイさん

出世の遅れた冴えないサラリーマンのケラちゃん

小生意気なシャイボーイ、高校生のシュンくん。

普段は、和気あいあいとトレーニングに励む彼らだが、
それぞれ、人知れず心に悩み、傷を抱えていて・・・

そんな彼ら1人1人に寄り添い、相手にぴったりの粋な言葉とカクテル言葉を贈るゴンママ。

泣いて、笑って、癒やされて・・・

心のデトックス間違い無しのハートフル感涙小説!

『大事なことほど小声でささやく』の魅力的な登場人物

ゴンママ

スポーツクラブのすぐ側にあるスナック「ひばり」を経営する。
みんなからは「ゴンママ」の愛称で親しまれている。

  • 身長2メートル超え
  • プロレスラー並のゴリゴリマッチョ
  • スキンヘッド

と、一見強面だが、優しく、愉快な愛されママ。

ケラちゃん

45歳の出世が遅れた冴えないサラリーマン。

笑いながらダンベルを上げるのでケラちゃんというあだ名をゴンママからつけられた。
思春期の娘との関係に悩んでいる。

センセー

ゴツくて金髪モヒカン。常にマシンガントークでみんなと明るいジョークを交わしている。
実は歯医者さん。
しかし、その明るさの裏には人知れず、ある出来事をきっかけにすれ違ってしまったままの家族の悩みを抱えている。

ミレイさん

推定25歳の謎のセクシー美女。
いつも胸元が大きく開いたウエアを来て、ジムの男達の筋肉にぺたぺたとタッチしてはメロメロにしている。
(しかし、根はまじめで一本芯が通っている素敵な女性!)

ゴンママ以外誰も知らない、意外な本業に奮闘している。

シャチョー

68歳だが、まだまだ現役!
スケベなことばかり考えているエロ社長。

ミレイさんを口説き続けているが全く相手にされていない。

シュンくん

顔立ちはアイドルのような美形の現役高校生。
小生意気でシャイボーイ。

世の中を斜めに見ているふしがあり、
学校をサボったりちょっと不良チックな雰囲気だからか年上にモテる傾向。

カオリちゃん


ゴンママの店スナック「ひばり」のバーテンダー。
学級委員長風の黒髪おさげのめがね女子。
年齢よりも若く見られることが多い。

目の前の相手にぴったりなカクテル言葉がついたカクテルを作って出してくれる粋なバーテンダー。

チロ

スナックひばりの番人である黒猫。(オス)
しっとりとして艶のある毛並み。
とっても気まぐれ猫ちゃんだが、常連さんにかわいがられている。

おふく

森沢さんは、キャラクター設定をするときに、

誕生日、血液型、身長、体重、服装、性格

に至るまで、詳細をひたすらに書き出していくそう。
魅力的で身近に感じられる登場人物達は、このような詳細な設定から生まれるんだね!

『大事なことほど小声でささやく』を読んだ感想

ジム仲間との軽快なやりとり、飲み会が楽しすぎる!

ゴンママと、ジム仲間の皆さんのテンポの良い掛け合いには抱腹必須です!!

ゴンママの、初めましての人に対してもぐいぐい行きながらも、いつの間にか心を開かせてしまうコミュニケーション能力の高さと、下ネタから恋愛相談、人生談義まで様々な引き出しから繰り出されるそのトーク力には目を見張るものがあります!
(ゴンママ、人生何度目なんだろう・・・)

また、毎週金曜日、ジム終わりにゴンママのお店、スナック「ひばり」で開かれる飲み会、通称【筋曜日の会】では、気の置けない仲間達とお酒を交えながらの楽しいトークが繰り広げられます!
あぁ!わたしもこの会に今すぐ参加したい・・・!!と悔しくなってしまうくらい、とにかくみんなが楽しそう!

年齢も、職業も、性別も悩みも様々。

でも、スナックひばりに行くと気の合う仲間とわいわい楽しい時間を共有できる・・・
そんな仲間と、リラックスできる場所があるなんて、素敵なことだなぁとしみじみと感じる場面です。

人は皆、人知れず悩みを抱えて生きている

一見、悩みもなく楽しそうに生きているように見える人でも、
人間は皆、人知れず、それぞれの悩みや苦しみを抱えながら生きているものなのだと改めて感じました。

1人1人、もがきながら一生懸命に自分の人生を生きているのです。

だから、悲しいこと、苦しいことが起きても、何で自分だけがこんな目に!?と塞ぎ込むのではなく、「みんな、何かしら抱えて生きている。自分だけじゃないよね。」と思えるようになりました。

しかし生きていれば誰しも、自分の力ではどうにもできないような 大切な人との別れや、悲しみ、苦しみが突然襲ってくることもあります。

そんなときにも、起こってしまったことを嘆き、悲しみ続けるのではなく、

起こったことに対して自分が何をするのか―

それこそが、大切なことなのだと気付かされました。

(特に、子育て世代の皆さんはセンセーのエピソードは涙無くしては読めないはず・・・!私は、頭が痛くなるほど泣いてしまいました。特に考えさせられるエピソードでした。)

今のあなたにぴったりのカクテルと、
カクテル言葉を贈ります

皆さんは、お花一つ一つに秘められた花言葉があるように、
実はカクテルにもそれぞれカクテル言葉があるのをご存じでしょうか?

スナックひばりでは、なかなか人には言えない悩みも、ゴンママとバーテンダーのかおりちゃんが親身になって相談にのってくれます。

そして、今のお客さんにぴったりのカクテルと、
そのカクテルに秘められたカクテル言葉を贈ってくれる粋な計らいをしてくれるのです!

その1つ1つのカクテル言葉がまた深いんだこれが・・・!!

自分だったら、どんなカクテルを作ってくれるのかしら?なんてついつい妄想しながら読んでいました。

言葉は人を、そして巡り巡って自分をも救うことがある

ゴンママは、登場人物それぞれの悩みや苦しみに寄り添い、温かく、心に染みる言葉を贈り続けます。

誰かから掛けてもらった言葉で救われることも、

今度は自分が、同じように苦しんでいる人を言葉によって救えることもある。


そして、自分がかけた言葉が、巡り巡って自分を救ってくれることもある。

なんて素敵な循環なのでしょうか。

普段何気なく使っている言葉たち。
そんな言葉のもつ力の大きさを改めて感じました。

言葉ってのはね、大事なことほど小声でささやくものなの。


その方が相手の心の奥にまでしっかり届くんだから。

『大事なことほど小声でささやく (幻冬舎文庫)』(森沢明夫 著)より ゴンママの言葉

誰かが悩み、苦しんでいる時には、
相手の心の奥に届くような言葉を贈れる人になりたいものです。

おふく

その時はもちろん、小声でささやくように・・・♪

そっと背中を押してくれるゴンママのメッセージ

それぞれ人知れず悩みを抱える登場人物達に寄り添い、
1人1人にぴったりな 温かく、心に染みる言葉を送り続けるゴンママ。

その中でも特に心に残った一節をご紹介させて頂きます。
ネタバレも含むので、本書を読んでみたい方は、本を読んだ後に見て下さいね(*^_^*)

ゴンママの心に残るメッセージ

あなたが生きられるのは、今この瞬間だけなのよ。

過去と未来を思い煩っても、それは無駄なだけ。  

やり直すことのできない過去を悲しんでいたら、
せっかく生きている「いま」が不幸になっちゃうだけでしょ?
 

それにね、まだ来てもいない未来を不安がっても仕方ないじゃない。
大切な「いま」をつまらなくするだけだわ。
 

辛い過去になんてとらわれないで、未来の不安もぜーんぶ忘れて、いまこの瞬間だけをしっかりと味わって生きなさい。  

それが、禅の「幸せに生きる極意」なのよ──

『大事なことほど小声でささやく (幻冬舎文庫)』(森沢明夫 著)より

いま、この瞬間のことだけを考えて、自分なりに素敵に生きればいいの。

いまを素敵に生きれば、未来はその延長上に作られるから、
きっと素敵なものになるのよ。

『大事なことほど小声でささやく (幻冬舎文庫)』(森沢明夫 著)より
おふく

このゴンママの言葉は、
未来への不安や、過去の失敗に囚われてがんじがらめになっていた自分の背中をそっと押してくれた気がします。

肩の力がすっと抜け
“今、この瞬間に何が出来るのか”について考えることの大切さを改めて感じた言葉でした。

おわりに

森沢明夫さんの『大事なことほど小声でささやく』

それぞれの登場人物のエピソードを読みながら

嗚咽が出る程泣いて、

ゴンママとジム仲間達との軽快なトークに笑い、

ゴンママの心に染みいる深いい言葉達にハッとしたり、癒やされたり、涙したり・・・

笑って、泣いて、癒やされて・・・
いつの間にかまた頑張ろうと前向きになれる・・・
そんな素敵な小説でした。

おふく

私も、スナック「ひばり」の常連入りしたい~っ!!

今、毎日頑張ってらっしゃるみなさん

たまにはちょっと休憩して
この『大事なことほど小声でささやく』を読んで
ほっと一息ついてみませんか?

きっとあなたの背中をそっと押してくれる、
そんな素敵な言葉に出会えるはず・・・


最後まで読んで頂き、ありがとうございました♪

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そしてなんと、『大事なことほど小声でささやく』映画化決定!!

2022年、10/21より 東京・シネマート新宿、ユーロスペース他全国で順次公開!
ぜひ、本を読んだ後、映画もチェックしてみて下さいね♪

ハンカチ必須!!

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この記事を書いた人

6歳、4歳の男の子がいる30代ママ。
読書好きで年間100冊以上の本を読む。
【昨日より今日を楽しく】がテーマ。
自分の発信が誰かの小さな幸せにつながれば・・・とブログを開設。
読書/子育て/日常のあれこれについてマイペースに発信してます♪

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