小さい子どもさんがいらっしゃるパパさん、ママさんの中で
「絵本の読み聞かせをしているよ~」という方は多くいらっしゃると思います。
でも、何気なく行っているこの絵本の読み聞かせ・・・
実は、毎日10分間、3つのポイントをおさえて行うことで、
子どもの成長に絶大な効果があるのです・・・!!
今回は、
日本を代表する脳神経外科医の笹浦伸禎先生監修のもと、
これまで絵本の読み聞かせを通じて、
子どもの脳と心を育てる方法を
国内外の延べ4万人以上の親や保育士、幼稚園教諭へ教えてきた
「絵本未来想像機構」財団の理事であり
EQ絵本講師という専門家を育成している
仲宗根 敦子さんの著書
『子どもの脳と心がぐんぐん育つ 絵本の読み方選び方』
この本での学びを実践してみて、
感じたこと、子どもの変化についてまとめました!
この記事を読めば、今日の夜からの読み聞かせが変わり
子どもとより繋がりを感じられるあたたかい時間が過ごせるようになるはず♪
- 毎日バタバタで子どもとの時間がなかなか取れない
- でも子どもとの時間も大切にしたい
- 絵本の読み聞かせをするとどんな効果があるのかが知りたい
- 読み聞かせを効果的にするポイントが知りたい
子どもの力を伸ばすには
いつ頃、何をすればよい?
そこで6歳までに大切になってくるのが親の土台作りです。
- たくさんの肯定的な言葉かけ
- 子どもとスキンシップをする
- 発達に合わせて五感を使った体験を多くする
ちなみに7歳以上でも心配しなくて大丈夫!
脳は生涯に渡り、発達し続けるので
7歳以上でも読み聞かせは脳に良い刺激を与えてくれるそうです!
しかし、現代は共働き家庭も多く
仕事、家事、育児と毎日バタバタで
子どもとゆっくりできる時間ってなかなか取れないですよね。
でも実は、
子どもにとっての一番良い刺激とは
大好きなパパとママの優しい声と愛情やぬくもりなのだそうです。
そこで1日10分の絵本の読み聞かせ!
1日10分なら、頑張ればどうにか時間を作れそうな気がしてきませんか??
10分間読み聞かせのポイント
- ゆっくり読まない
- 声色を変えない
- 読んだ後に子どもを褒める
①ゆっくり読まない
6歳までの子どもの脳は、感覚、感情、イメージを司る右脳が優位。
写真をパシャッと撮るように見る、聞く、感じるを取り込むので
ゆっくり読んでしまうと、子どもが絵本に集中しない要因になります。
②声色を変えない
子どもは、大人以上に見る、聞く、感じる感覚が敏感なので、
絵本の読み聞かせの際に、大人がわざわざ声色を変えなくても楽しむことができます。
それどころか、声色を変えて読み聞かせをしてしまうと
- 演技をする親の価値観をそのまま受け取ってしまう
- 親自身が疲れてしまって毎日続かない
などの要因になってしまうことも・・・
子どもはお気に入りの本を「もう1回読んで!」と言うことも多いですよね。
しかし、毎回全力投球の読み聞かせを求められると親の方が疲れてしまい、
また読むの!?なんて絵本の時間が楽しめなくなると非常にもったいないです・・・(^0^;)
何よりも大切なのは、習慣化し、多読することです。
また、感情移入せずに読むことで
子ども自身が感じることを尊重することで、
子どもの感性や個性、才能を引き出す助けになります。
絵本の世界観を味わうためにも
内容を理解しているかの質問はしない方がいいんだって!
③読んだ後に子どもをほめる
子どもってパパやママに褒められることが大好きですよね(*^_^*)
子どものよい行動に注目して積極的にほめることで、
子どもはほめられたり、認められたりする行動をどんどんするようになります。
絵本を読み終わった後
「最後まで一緒に読めて嬉しかったよ~」
「よく集中できていたね!」
「聞いてくれてありがとう」
「大好きだよ!」
などのポジティブな言葉をかけることによって、
子どもは絵本をもっと好きになります。
さらに、にっこりする子どもの笑顔を見て
親子共々、とても幸せな気持ちになれること間違いなし(*^_^*)
大切なのは、心を込めて伝えること!
毎日10分の読み聞かせを続けて得られる効果
- 子どものIQ(知能指数)が自然に育つ
- 子どものEQ(心の知能指数)が育つ
- 親自身の自己肯定感が上がる
①IQ(知能指数)が育つ
IQとは一言で言うと、知能を測る「ものさし」。
知能検査の結果を数値で表したものです。
平均が「100」でその数字より高いか否か、を確認します。
幼少期にIQ121以上になると
・知覚
・随意運動
・思考
・推理
・記憶
など、脳の高次機能を司る大脳新皮質が厚くなり、
高いIQが継続して育まれていく可能性が高くなります。
先ほども大切な時期として挙げましたが
6歳ごろまでに、脳の約9割の神経細胞のネットワークが出来上がると言われています。
この神経細胞のネットワーク、
実は知識や情緒の向上と密接な関係があるのです。
6歳までに
・身体を動かす
・自然に触れる
・音楽を聴く
など上質で豊富な体験を通して刺激を与えることが大切です。
そこで、10分間の読み聞かせを行うことで、
- 語彙力・読解力・表現力が身につく
- 記憶力がよくなる
- 想像力(イメージ)と創造力がつく
- 文字、漢字を覚える
- 本好きになる
といった効果があり、IQが上がると言われています。
IQが121以上になると
精神的にも安定するんだって。
②EQ(心の知能指数)が育つ
EQとは一言で言えば心の知能指数と言われています。
具体的には以下のような力のことです。
- 自分の感情をコントロールでき、目標に向かって行動できる
- 相手に共感することができ
人間関係をうまく構築できる - 自己肯定感が高く、自分のありのままを認めることができる
EQとは豊かな人生を歩む上で不可欠な能力であると言われています。
たしかに、EQが高い人って
人に好かれたり、応援してもらえることで
自分の夢を叶えることができそう!
③親の自己肯定感も上がる
実は、脳は主語を理解できないと言われています。
(大脳新皮質(理性)は理解していても
大脳辺緑系(心の脳)は主語を認識できない。)
つまり、
子どもに言った言葉を
自分の脳は「自分に言われた言葉」としてとらえているのです。
その特性から
絵本によるポジティブな言葉の蓄積や
自分自身が子どもに言った肯定的な言葉
子どもの喜ぶ姿から
親自身の「自己有用感」が高まり、癒やされることが分かっています。
絵本って大人になってから心に染みるもの、
ハッと気付かされる内容のものも多かったりするよね~
そして、ポジティブな言葉を口にし続けていると
自分も前向きであたたかい気持ちになれるのも分かる!
絵本の読み聞かせを続けてみた
読み聞かせを始めたきっかけ
読み聞かせを始めたきっかけは
長男が1歳の頃、だっこをしないと寝ない子だったので寝る前の入眠ルーティーンを作ろうと思い、始めました。
初めは、絵本をかじる、取り上げる、集中しない・・・
これでいいのか?と思いながらも
「まぁ、本に親しんでるってことでいいか!」と
ゆる~く続けていきました。
まめもち家での絵本タイムは
こんな感じです!
- 夜寝る前
- 1日3冊程度
その日に読みたい本をそれぞれ1冊ずつ
+ママおすすめの本など - 間接照明をつけて読む
- 絵本が終わったら親子のいちゃいちゃタイム
(ありがとう、大好きを伝える)
絵本の読み聞かせを続けて感じたメリット
この本と出会ってからは
ただ読むだけではなく、
3つのポイントを取り入れた上で読み聞かせを続けました。
その中で、感じたメリットは
- 親子で絵本タイムがリラックスできる時間になり、
楽しみの一つになった - 寝る前に、ポジティブな言葉、大好きの気持ちを伝えることで
親子共々幸せな気持ちで1日を終えられるようになった - 子ども達の就寝ルーティンが確立し、寝付きがよくなった
- 図書館で自分で本を選ばせることによって
子どもの興味関心があるもの、得意なことが分かってきた - 子どもの知識、語彙力が増えた
- 親子共々、情緒が安定した
子どもの語彙が増え
情緒が安定した
自分の思いを言葉にするのが苦手だった長男のまる(6歳)。
特に2歳頃は
うまく言葉が出ない歯がゆさからか、
共働きで毎日バタバタで
ゆっくりと親子の時間が取れなかったからなのか、
お友達とのトラブルで手が出てしまうこともあり、心配していました。
しかし、絵本の読み聞かせを続けていくうちに
次第に出てくる言葉のバリエーションも増え
今ではケンカすることはあっても自分の気持ちを言葉で表せるようになり、
手を出してしまうこともなくなってすっかり落ち着きました。
そして、子どもだけでなく私にも変化が。
以前はちょっとしたことでもイライラしていた私自身も心穏やかに過ごせる日が多くなっていることに気付きました。
親子共に幸せな気持ちで1日を終えられるようになった
思い返せば、自分自身の余裕のなさも
子どもに影響していたのかもしれません。
絵本の読み聞かせはしていましたが、
この本に出会うまでは、本を読んで終わり。
もう1冊!と言われても
もう寝る時間だからと絵本タイムを終わらせることもしばしば・・・
しかし、絵本タイムの最後に
「大好きだよ、○○はお父さん、お母さんの宝物だよ」
「今日も楽しかったね!ありがとう」
と伝え続けることで
子どもからも
「僕も大好きだよ」
と言ってもらえたり、
ぎゅ~っとしてくれたりするように。
そんな子どものかわいい笑顔を見ていると
毎日バタバタでついつい叱ることが多くなる日もありますが
「いろいろあったけど、今日もいい日だったな~」と感じられ
親子共々幸せな気分で眠りにつけるようになりました。
おわりに
最後に、心に残った仲宗根さんの言葉を紹介したいと思います。
『子どもの脳と心がぐんぐん育つ 絵本の読み方選び方』より
人は一瞬で変わることには価値を感じやすいのですが、
本当の答えは後になって何十倍もプラスになってやってくるのです。
親子の輝く未来を創るのは今しかありません。
ぜひ今すぐ絵本を手に取って
お子さんとご自身のために読み聞かせをしてくださいね。
もし毎日の10分で、
子どもの発達にも良い影響があり
大人も子どもも幸せな気持ちになれるのであれば、
その10分の価値は計り知れません。
いつも何かとイライラしていた私自身も
絵本の読み聞かせに救われ
笑顔が増えました。
【ママは家族の太陽】と言われていますが
ママが笑顔だとその笑顔は家族全体に広がり
プラスパワーに包まれます。
ぜひ、次はこの記事を読んで下さったあなたにも体験してほしいなと思います(*^_^*)
仲宗根 敦子さんの著書
『子どもの脳と心がぐんぐん育つ 絵本の読み方選び方』では
- 絵本の選び方7つのポイント
- 絵本がEQを高める理由
- 大人自身の自己肯定感を高める方法
- 年齢別のオススメ絵本
- 前向きになれる
子育て中のママにオススメの絵本 - 絵本の読み聞かせを通しての
心あたたまるエピソード
なども詳しく紹介されています♪
気になった方はぜひ1度手に取って読んでみて下さいね♪
\Amazonで約100レビュー中☆4.5!!/
オススメの絵本が知りたい方は、こちらも合わせてどうぞ♪
最後まで見て頂き、ありがとうございました♪
昨日より今日をもっと楽しく!
今、この瞬間を大切に生きていきましょうね♪
それではまたお会いしましょう!
まめもちおふくでした♪
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